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    当院の定期検診について

    当院では、基本的に3ヶ月に一度の定期検診を推奨しております。
    なぜかと言いますと、ケア不足により歯や歯茎の際に溜まった歯垢(最近の塊)がさらに増殖を繰り返し、バイオフィルム(塊の集団)を形成し毒素(歯周病菌が出す毒素)を出し始める時期が約3カ月と言われています。

    虫歯菌の毒素は基本的に歯垢が形成されればその都度出されます。しかし、歯垢は適切なセルフケアを行うことで除去することが可能です。状態により定期検診の間隔は決定していきます。

     

    定期健診でやること

    必要に応じ定期的に歯周組織検査(歯周ポケットの検査)、 レントゲン検査(歯や骨の状態を確認)、口腔内写真撮影を実施します。 まずは口の中の状態を確認し、前回と比較し異常がないか、大きな変化は無いか、 体調は問題ないかなどの確認を行い、毎回清掃指導を実施させていただきます。
    また、PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)を行います。

    PMTCとは

    PMTCとは、専用器具を使用して行うクリーニングのことです。セルフケアでは落としきれない歯垢や歯石を除去し、仕上げに歯の表面を綺麗に磨いて歯に汚れをつきにくくします。

    予防歯科とは

    定期健診でわかること

    歯だけでなく全身の変化が分かる

    日本人の約8割の方が歯周病にかかってるか、またその予備軍であると言われています。虫歯に関しては痛みが出ていないだけでほとんどの方が虫歯になっているか、なる一歩手前の状態のことが多いのが現状です。

    定期検診では様々な情報を得ることができます。お口の中を直接見ることでケアの状態を確認できるのはもちろん歯周病の進行状況、虫歯の状況や被せ物の状態、骨の状態など変化に気づくことができ早期に対応することが可能です。
    また口の中の粘膜や舌、口臭などから体調や病気の兆候に気づくこともできます。口の中だけでなく、体の状況も把握できるので健康状態の維持にも繋がります。

    予防歯科の重要性

    口腔ケアのスペシャリストにお任せ

    歯周病も虫歯も、なってしまえば手遅れです。まずは日々のセルフケア(ご自身のケア)が非常に重要になります。しかしながら、それだけでケアができている方はほとんどいません。
    ケア不足を補うためにも定期検診を受け、予防する事により防ぐことが可能になります。

    『予防歯科=定期検診』は重要であることは現在ではよく言われていることでしょう。
    セルフケアは大事ですが、では実際何をしたら良いのでしょうか。

    セルフケア=ブラッシング

    このように勘違いしてる方がほとんどだと思います。セルフケアの方法も様々です。
    定期検診を受ける事により専門のスタッフ(歯科衛生士)が検査結果、日々のケアの状態を見て適切な方法を患者様それぞれにあった方法をお教えします。
    歯科衛生士は口腔ケアのスペシャリストです。PMTCと言われる様々な器具、材料を使用し専門的口腔ケアを実施させていただきます。

    予防歯科の3つの
    Key Point

    フッ素ケア

    フッ素とは

    カルシウムやカリウム、ナトリウムなどのように体内に存在してる物質のことです。 歯の主成分はハイドロキシアパタイトというもので、フッ素が働くと酸に対して安定した結晶を持つフルオロアパタイトという物質を生成します。
    ハイドロキシアパタイトは虫歯菌が作り出す酸によって溶けることで虫歯になりますが、このフルオロアパタイトが補う(再石灰化)ことで、バリアになり虫歯になりにくくなります。

    また、歯垢中の細菌に代謝作用を抑制することにより、酸の生成を抑える作用もあります。
    比較的フッ素含有量の多い歯磨き粉の使用をお勧めします。

    歯垢除去

    歯垢とは

    歯垢(プラーク)ははの表面い付着して増殖する細菌の塊です。1mgの歯垢には約2〜3億の細菌が存在すると言われています。 虫歯や歯周病、口臭などの原因になります。歯についている白くネバネバしたものが歯垢です。 一般的に食べかすと勘違いされていますが実は細菌の塊なのです。これを放置することと歯石になり通常のブラッシングでは除去できなくなります。

    歯垢は粘着性が非常に強くうがいでは取り除くことができません。特に、奥歯の噛み合わせの面や歯茎の際、歯と歯の間などは磨きにくいく歯垢が残りやすので特に注意が必要です。
    しっかり自分にあった歯ブラシを選択し歯茎に沿わせてブラッシングを行い、歯と歯の歯垢を除去するにはデンタルフロスを使用するようにしましょう。気になる症状や目的に合わせて、自分にあったものを選ぶことが非常に重要です。

    細菌の増殖抑制

    細菌はいつ増殖する

    細菌は就寝中に最も増殖します。唾液にはお口の中の細菌や食べかすなどを洗い流す自浄作用があります。 しかし、就寝中は唾液の分泌が少なくなるので、唾液の自浄作用が低下し、菌が増殖してしまいます。 そのため、虫歯や歯周病になるリスクが上がってしまいます。

    予防方法

    洗口液の使用をお勧めします。当院ではモンダミン ハビットプロを使用させていただいています。 ブラッシングにプラスして洗口液を併用すればさらに虫歯、歯周病のリスクを下げることができ
    ます。

    洗口剤の効果

    3つの薬用成分で虫歯、歯周病のリスクを軽減し口臭を防ぐ
    CPC: 殺菌成分。原因菌を殺菌し歯垢(プラーク)の付着を防ぐ。
    GK2: 抗炎症成分で歯ぐきの炎症を防ぐ。
    TXA: 出血予防成分。歯ぐきからの出血を
    防ぐ。

    定期健診を行う
    メリット

    病気の予防

    未然に防ぐことができるで、お口の健康維持になります。また、病気を発症していても症状のない状態で早期発見、早期治療が可能なので治療が比較的簡単になります。

    負担の軽減

    病気が進行し、症状が出てくるとお痛みや治療の痛み、そしてその治療をするための通院時間や費用面での負担が生まれてしまします。定期検診でクリーニングを実施し、さらにはそれぞれの患者様に適したケア方法を学び実践していただく事により、お口の中がスッキリし、綺麗な状態を維持することができるので、患者様の負担軽減にも繋がります。